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Design

2025年6月11日

魅⼒を伝えたいという「思い」を「カタチ」に 〜 ブランディングWS

OCHABI主催のデザイン教育シンポジウム。第5回目のゲスト永井一史さんと共に、ブランディングを実践するワークショップ。子ども達に分かりやすく、ブランディングの考え方やご自身の経験から大切なことを伝えてくれました。

T.B

ブランディングを実践するワークショップ

ブランディングがどういうお仕事なのか、理解が深まったところで、ワークショップの時間に移ります。


お題は、今回の会場にもなっている「UoCをブランディングしよう」です。

参加者の皆さんには、UoCを⾃由に探検してもらい、魅⼒を探し出してもらいます、そして、探し出した魅⼒を紙に書いてもらいます。


まさに「思い」を「カタチ」にしてみるブランディングの実践ですね。

永井さんが、ワークショップを始めるにあたり、参加者の皆さんが硬くならないよう、お話をされます。


「創造性、クリエイティビティは、専⾨分野の⼈だけのものと思われがちです。しかし、全ての⼈は⽣まれながらにして創造的である、ということを

覚えておいてください」と。


「⼀⼈ひとりが⾒つけた魅⼒は点でしかないけれど、皆が集めた魅⼒を整理していけばUoCの本当の魅⼒が抽出されます。


どんなことでも、どんなものでも良いので⼀⼈ひとりがしっかり魅⼒を⾒つけて欲しいです」と語られました。


楽しい探検の始まり

UoCに置いてあるドラを永井さんが鳴らし、ワークショップスタートです。

⾃由に探検して、どこが気に⼊ったかを⾔葉で書いて、気に⼊ったところを絵に描いて伝えるワークショップ。

様々なモノで溢れている会場のUoC。8000本のペットボトルで作られた巨⼤な恐⻯があったり、ハンモックがあったり、⼤きな植物があったり・・・。

探検はすごく楽しかったはずです。

⼤⼈も⼦どもも参加したワークショップ。 敢えて親と⼦が別に動くことをルールとしました。 ⼦どもが親のいないところで、どういう⾏動をするのかが重要なポイントでもあるからです。

時間が経つにつれ、永井さんの前に参加者の皆さんがUoCの魅⼒を書いた紙がどんどん出されていきます。

その中で永井さんが気になったことが書かれた紙をピックアップしていきます。

やはり、8000本のペットボトル恐⻯のことを書いている紙は多かった。 存在感が際⽴っていましたからね。

中には、天井にポツンと⼀機ぶら下げられた紙⾶⾏機を描いている⼦もいました。 紙⾶⾏機の存在はUoC関係者も気が付かなかったそうです。 子どもの観察力ってすごいですね!



⾒つけた多くの魅⼒からキーワードを開発

皆が⾒つけてきたたくさんの魅⼒の中から、ポイントとなる⾔葉を⾒つけていきます。

多くのキーワードが⾒つかりましたが、その中から5つのワードを絞り込みました。

多くの⼈たちの⼒で⾒つけてきたUoCの魅⼒。 5つのキーワードから、永井さんがUoCがどういうものなのかを「カタチ」にしていただきました。 UoCをマークで表しました。

「この場所から、何かが変わってほしい、という思いで、現在のマークよりも尖ったフォルムにした、ということでした。


本来ならば何ヶ⽉、何年もかけて⾏なうブランディングを、2時間という限られた時間で実践いたしました。


時間をかければ、映像やグラフィックなどというカタチで、可視化するところまで⾏きたいところではありましたが、


参加者の皆さんは「ブランディングって何?」ということが⼗分に理解できる内容だったと思います。

第⼀線の素晴らしいクリエイティブワークを事例に、とても分かりやすく、⾯⽩く講演してくださった永井⼀史さん。 本当にありがとうございました。


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