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2025年6月5日
オープンキャンパスの様子
2025年4月26日 ・27日開催インフィニティ科キッズ&ジュニアコースのオープンキャンパス レポート!
T.B
緊張気味の1⽇⽬がスタート
オープンキャンパス初⽇。本⽇はキッズコース(⼩学4・5・6年)とジュニアコース(中学⽣)の⽣徒たちが来校する⽇。
加えて、⼩学1年⽣から⾼校3年⽣までを対象としたアトリエ無料開放スペースを設けています。
開始前より、⼊場されるご家族が結構いらっしゃいました。親御さんも、この⽇を楽しみにされていたというご様⼦。
普段と違う環境で、広々としたスペースでの創作。そして、⼤きな窓の外では⼤勢の通⾏⼈の⽅々が創作⾵景を眺めている。
そのような状況下で、緊張によって創作に⽀障が出ないか少々懸念はありましたが、みなさんいつもの授業と変わらず集中できていたようでした。
さすが、皆さん「絵を描くのが好き。とにかく絵を描きたい」という思いで参加しているだけのことはあります。
授業を始めるに当たって、末宗主任コーチが挨拶。そして親御さんたちに問いかけます。
「絵を描く上で⼀番⼤切なことは、何だかお分かりになりますか?」
「・・・」
「それは、リラックスした状態で描くことなんです。ですので、親御さんの皆さま、お⼦様の近くまで来られるのは全然問題ございませんが、ぜひ“⾒守る“というスタンスでご参観いただきたいと思います」
ご⾃⾝のお⼦様のことは当然気になりますし、⾊々と⾔ってあげたいこともあるでしょう。しかしやはり、⽣徒の皆さんには普段通りの創作をしてもらって、良い作品を仕上げてもらいたい。 だからこそ、指導はコーチに任せていただき、親御さんにはしっかり⾒守るスタンスでご参観いただくようにしました。

ちょっとユニークな課題
今回の課題は、「着彩デッサン」。
着彩デッサンといっても、通常のものとは違い、なかなかユニークな課題でした。
⼀つのモチーフ(今回は飲料の瓶)、⼀つの画⾯の中に、デッサンのエリアと着彩のエリアを各々が⾃由に設定して描くというもの。

コーチが書画カメラを使⽤してデモンストレーションを⾏ない、描くプロセスを説明。どの⽣徒も流⽯にコーチ実演は⾷い⼊るように⾒つめていました。

まさに百聞は⼀⾒に如かず。先⽣のタイムリーな創作というのは説得⼒があります。
短時間で要点をわかりやすくまとめたデモンストレーションは、さすがにクオリティが⾼い。
ほんの10分にも満たない時間で、結構な完成度の着彩デッサンが描かれていました。⽣徒たちにとって、創作スタート前の、短いけど⼤事な時間です。
コーチのデモンストレーションを⾒て、プロセスのイメージは固まった。⾃⾝の着彩デッサンが本格的に描き始められました。

今⽇の授業は2時間。⽣徒の皆さん、黙々と描き続けます。
筆者の私も、普段の授業にお邪魔した時に驚いたのですが、⽣徒の皆さんの集中⼒が凄い!今回も同じように集中し続けて描いていました。

着彩デッサンに集中した2時間は、あっという間。納得いくまで描き切ることができた⽣徒。
イメージしていたものとは⼤きく⾷い違った仕上がりになってしまった⽣徒。あともう少し時間があればもっといい絵が描けたのに、と思う⽣徒・・・。

各々、様々な形で終えた創作でしたが、今回の課題をこなして、皆、“何か“を得たことと思います。いや、もちろん普段の授業でも“何か”は得ていることは間違いありません。
ただし今回は、環境が違いました。条件が違いました。ゆえに新たな視点で、創作が出来たと思います。
授業の終盤。親御さんたちも交えてぐるぐるとアトリエを周回し、イーゼルに⽴て掛けられた今⽇のみんなの作品たちを眺めました。

達成感と充実感と・・
さて、このオープンキャンパス。開催場所はOCHABIの1階ギャラリースペース。
前述しました通り、通りに⾯した⼤きな窓のある、明るい開放感のあるスペースです。外を歩く⼤勢の⽅々が⽣徒たちが真剣に創作をしている姿を⽬にし、⽴ち⽌まってしばらく様⼦を眺める⽅も。
アートを真剣に学ぶ⼤勢の⼦供たちの姿は、多くの⼈たちの関⼼を寄せている様⼦が窺えました。
こうして無事にオープンキャンパス1⽇⽬を終えることができました。

ワクワクの2⽇⽬がスタート
オープンキャンパス2⽇⽬。今⽇はジュニアコース(中学⽣)の⽣徒たちのみの授業を⾏なう⽇。
朝から爽やかな陽射しの、オープンキャンパス⽇和の1⽇となりました。午前10時からの授 業ですが、やはり時間前から多くの⽣徒が会場に⼊ってきました。
少し緊張した表情を⾒せるも、コーチ陣の笑顔と優しい⾔葉で安⼼したのか、皆、すぐにイーゼルの置いてある席に向かっていきました。
あとは、好きな絵を存分に描くだけ。内容は1⽇⽬の授業と同じ、着彩デッサン。授業の流れも昨⽇と同様。まずはコーチのデモンストレーションでスタートしました。
デモンストレーション後は、1⽇⽬と同じような展開。皆さん集中して、黙々と創作を進めておりました。

普段、⾒ることがないお⼦様の制作⾵景。参観に来られた親御さんたちは、⼀⽣懸命なお⼦様の姿が、とても頼もしく⾒えたに違いありません。
⼀⽣懸命なだけではなく 、描画レベルがなにしろ⾼いので、尚更のことだと思います。
近くのアトリエでは、「ロジカルデッサン」の授業が⾏われていたのですが、受講されていた⼤⼈の⽅々が通りがかりに、お⼦様たちの着彩デッサンをご覧になって驚かれていました。
「えー!描いてるの中学⽣なんですか!?凄いですねー!!」と。その声は、しっかり⽣徒と親御さんたちにも聞こえていました。
オープンキャンパスを、この1階ギャラリーでやってよかったと⼼底思う瞬間でした。

⽤意して良かったアトリエ無料開放スペース
ここで、アトリエ無料開放の様⼦にも触れておきます。
アトリエを使⽤しているのは、着彩デッサンを⾏なっている⽣徒の弟さん、妹さん。そして、通りがかりにオープンキャンパスが気になって⼊ってこられたビジターのご家族が数組いらっしゃいました。
年齢が2歳〜3歳くらいのお⼦様たちが多かった印象。皆さんとっても楽しそうでした。楽しい、と⾔ってもワイワイはしゃいでいるのではなく、鉛筆やカラーペン、ハサミやテープを⼿に、真剣に⾊々なものを描いたり作ったりしていたのです。
無料開放スペースを広々ととっておいたのは、⼤正解だったと思いました。楽しく夢中になれるのが⼀番です。

充実の2⽇間も、あっという間
2⽇⽬もあっという間に終盤を迎えます。1⽇⽬と同じように、描いた着彩デッサンを、⽣徒たちが親御さんたちと共に眺めて回ります。
時間内で出来ることをやり切った感じで、皆さん何だか清々しい表情。⽣徒も親御さんも嬉しそうでした。
今回のオープンキャンパスですが、ちょっとした企画をプラスしました。
それは「ダ・ヴィンチスケッチ」のミニ展⽰会。
かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチに倣い、様々な視点でモノや現象を観察、分析して、それを可視化するスケッチです。
ジュニアコース授業の⼀環で⾏なわれた数々の「ダ・ヴィンチスケッチ」の作品を、OCHABIの⼊⼝付近に展⽰しました。

これが思っていた以上に反響があり、そばを通りかかる⼤勢の⼈たちが⽴ち⽌まって眺めていました。外部の⽅はもちろん、展⽰を⾒たOCHABIの学⽣たちも結構ザワついていました。新鮮な⽬で⾒ることができていたようで、いい刺激を受けている様⼦でした。


さて、2⽇間に渡り開催されたオープンキャンパス。無事、⼤成功に終わったと⾔っていいでしょう。
嬉しいお声、ありがとうございます!
アンケートにも、嬉しいお⾔葉をたくさん頂けました。
「先⽣⽅がとても丁寧。親切」
「程よい 緊張感と落ち着いた環境。とてもいい雰囲気」
「参観できたのはとても嬉しかった」
「⼀時期、不登校になっていたのですがその間もOCHABIには通っていて、そういう時も居場所になっていたのは嬉しかった。感謝しております」
「上⼿、下⼿ではない、⼦供独⾃の世界を表現できる授業が嬉しい。これからもよろしくお願いいたします」 ・・・などなど。やはり保護者参観の機会は、必要ですね。
取材班の私も、授業内容の質の⾼さ、コーチ陣の優秀さに驚いております。
それを親御さんにもリアルな場でご覧いただかなければもったいないとさえ思いました。
今後、このOCHABI PRESSの記事で、⾊々なOCHABIの授業や活動をお伝えしていこうと考えております。ご期待ください!
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