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Creative Education

2025年6月9日

北斎たんけん隊 2024 in 湘南国際村

日本を代表する浮世絵師「葛飾北斎」の視点で、お絵かきやミニチュア模型の作成、いけばな体験などができるなど、子どもにとってワクワクするアートワークがいっぱい。

T.B

いのちに触れる2⽇間:北斎たんけん隊2024

2024年11⽉30⽇(⼟)〜12⽉1⽇(⽇)の2⽇間にわたって開催された教育イベント「北斎たんけん隊」。


湘南国際村をたんけん隊の基地として、様々なワークショップ、講演会、セレモニーが⾏なわれました。


基地本部となる国際会議場には、三浦半島の⼤キャンバス地図が敷かれ、その地図上には、「いのち」がテーマとなる作品が数多く置かれ、壮⼤なアート作品となりました。


その作品群は、ワークショップに参加されたお⼦様たちが北斎の視点を持ち、せいいっぱい北斎になりきって⼀⽣懸命作った作品、そして池坊の華道家と講師による豪華絢爛ないけばなアートです。


⼤勢の「いのち」がつながり、その場に⽴ち合われた皆様が改めて「いのち」の尊さを意識し、「いのち」の⼒を知る貴重な時間を共有いたしました。

たんけん隊の証となるグッズ


「北斎たんけん隊」の基地に到着し隊員となられた⽅には、たんけん隊グッズが配布されました。

たんけんのミッションやスケジュールなどが記載されたパスポート、北斎の視点となって⾒たもの、気になったことをなんでも⾃由に描くための調査ノート、隊員認定⽸バッジの3点セット。



たんけん隊員となった証として、参加者の皆さんに配布いたしました。

こういうものは、受け取った時点で気分は盛り上がりますからね。

実はこれらのグッズ、筆者が乏しいデザイナーのスキルと経験を活⽤して、⼀⽣懸命作りました。

それらを⼿にされた皆さまは、「北斎たんけん隊」隊員として、たんけんのミッションに参加されました。


いよいよ初日スタート!

初⽇は快晴!ありがたい!

絶好のたんけん⽇和となり、参加者の皆さんはもちろん、スタッフたちもワクワクなスタートとなりました。

うみやまフィールドワーク:うみプログラム

葉⼭の海で漁をする漁師さん・⻑久保晶さん(桜花丸 漁師)のご案内で漁師の仕事を体験したり。


海の⽣きものはかせ・茂⽊みかほさん(⽇本さかな専⾨学校講師)と海岸を散策し、海のいきものなどを観察しました。


北斎の視点で触りたい⽣き物を触る。


⾏きたい場所に⾏く。


スペシャリストがついてくださっている「たんけん」なので、お⼦さまも親御さんも安⼼して⾏動できましたね。


晴天に恵まれたので、とても気持ちのいい海岸でのフィールドワークとなりました。


うみやまフィールドワーク:やまプログラム

三浦半島の⼭や森、海をフィールドに⾃然を案内する⾃然観察案内⼈の深沢⼤地さんと⼀緒に、湘南国際村近くの森の中へ。

深沢さんのフレンドリーなお⼈柄は、お⼦さまたちの探究⼼と⾒事にマッチ!

昆⾍や野⿃、植物など、⽣きものを⾒つけ、じっくり観察することができました。

季節は冬でしたが、寒い季節ならではの発⾒が、たくさんありました。

稲葉俊郎とゆく 葉⼭・天地創造の旅!

稲葉俊郎さん(慶應SDM特任教授、⼭形ビエンナーレ芸術監督)と共に、天地を創造するように砂浜の砂場でイメージのまちをつくりました。

⾙を集め、⼈⼯物を拾い、⾃由に想像⼒を⽻ばたかせて、のびのび遊びました。

⽊枠を持って、お気に⼊りの場所を決めて眺めてみます。 ⽊枠で切り取った景⾊は、不思議とアーティスティック。

普段とは違う視点でモノを⾒ると、新しい発⾒があることが分かりました。

また真っ⻘に晴れ渡った空と⻘い海が、とても映えていい景⾊を⾒せてくれました。

⾃由の境地で遊ぶ尊い時間を共有できた素敵な旅になりました。

多くのクリエイティブなワークショップ

「北斎たんけん隊」では、たくさんの表現の場をご⽤意いたしました。

ものをよく観察し、理解して、気づく⼒と創造的なインスピレーションを得る【北斎なりきりお絵かきクラブ】、


⾃分らしく暮らせる空間を⾃由にイメージして、それをミニチュア模型制作で形にする【北斎の視点:癒し空間を設計する】、



三浦半島の草花を「たんけん隊調査ノート」にスケッチし、いけばなで表現をする【北斎の視点:いけばなワークショップ】など、

それぞれその道のプロフェッショナルがコーチとして優しく楽しくレクチャーするワークショップを開催。


そこで創作されたひとりひとりの表現が、最終的には国際会議場の⼤キャンバス地図に展⽰され、⼀つの壮⼤な作品が出来上がりました。

神々しく、静かなクロージングセレモニー

クロージングのセレモニーでは、三浦半島の⼤キャンバス地図の上に、⼼臓の⿎動と連動した光が明滅する光のインスタレーションが⾏われました。

会場は真っ暗。 怖がるお⼦さまがけっこういるかも、と筆者は⼼配していたのですが、セレモニーはとても静かに進⾏されていきました。

普段感じることのない、何か不思議なエネルギーに包まれていたからかもしれません。

北斎たんけん隊2024、フィナーレを飾る素晴らしいセレモニーで幕を閉じました。

会場は真っ暗な空間だったので、残念ながら写真は撮れませんでした。

今回、光のインスタレーションを提供してくださった、ARuさんのお写真を載せさせていただきます。 https://studio-aru.co.jp/

関係者の皆さま、⼤変お疲れさまでした!

そして参加者の皆さま、ありがとうございました!

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